確信のゴルフ (Conviction Of Golf)

確信のゴルフでは、10年以上に亘るティーチングの経験の中から、 "確信"をもって皆さんに伝えできることを、"信念"をもって発信していきます。 確信を持てる事それは事実に基づく内容であり、客観的に証明できる内容です。 その中にはもちろんスイング理論があり、ギアの解説やフィジカルおよびメンタルの強化のための内容も含んでいます。 また、実戦ですぐに使える現場の技術や、ドリルもできるだけたくさんお伝えします。 ここでは見聞きしたことをそのまま伝えることはせず、実際にボールを打ったり体を動かしてみてその内容に自信が持てるものだけを皆さんにお伝えします。 もちろん実績があり客観的な検証で正しいことが証明されれば進んで紹介していく予定です。

確信のゴルフのスイングコンセプトは、
1プレーンスイング
2プレーンスイング
という、世界中でスイングのベースとなっているスイングカテゴリーです。

これらのスイングカテゴリーは実際のスイング分析の結果から分類され整理されたもので、理論ではなく事実から導き出された分析の結果です。
この2種類のスイングカテゴリーをベースに皆さんのスイングを分析することで、問題点を洗い出し修正方法を見つけスイングを矯正する、というプロセスが提案できます。

確信のゴルフのティーチングでは常に、正しい結果を生じさせる正しい原因をコーチします。
クラブがボールを飛ばすプロセスは力学の法則に厳密に従っています。
確信のゴルフでは、いかに効率よくクラブがボールにエネルギーを伝えられるかをスイングという動きでコーチします。

確信のゴルフのティーチングで一段上の次元のゴルフを手にれてください。

2プレーンスイング

■私を救ってくれた1冊の本

吉川です。


 これまで何回かゴルフというゲームやゴルフスイングに関する「不思議」な現象、症状について説明してきました。多くの場合、というかほとんどの場合これらは大脳とのかかわりで説明できることも説明してきました。これには論理的な背景があり誰でも納得のいく「わけのわかった」説明ができます。私がゴルフと大脳とのかかわりに興味を持ったのは、必然的にわが身に起こった症状と偶然出会った一冊の本によってでした。


 話は
34年前に遡ります。当時私はまさに上達の途上にいてベストスコア68 を叩きだし、所属していたクラブの公式競技にぶっちぎりで優勝し、クラブ対抗戦の選手にも選ばれまさに破竹の勢いでした。

しかし事件はある日突然起こったのです。ある朝いつものように近くの練習場に行っていつも通りの練習を始めました。当時から私は短いクラブ(
SW)から10球ずつ打っていくのが練習のルーティーンでした。9 アイアンまで来たとき異変が起こったのです。いつもなら135ヤードがターゲットでしたがいくら打っても110 ヤードにやっと届くショットばかり。それどころかボールは右へ左へ曲がりチョロ、シャンクまで出始めたのです。クラブの番手を変えても同じです。4 アイアンでも140ヤード行けばいい方でとにかく真っ直ぐ飛びません。結局その日は練習を途中で切り上げました。

  こんなことは全く初めてなので「こんな変なことは一晩寝れば元に戻っているさ」とタカをくくっていたのです。ところがそのあと練習を始めると全く同じ症状が出て何をやってもうまくいかず、ついにはドライバーまでもが
150 ヤードしかキャリーしなくなり、調子はどん底状態になりました。半年ほどその状態でコースに出てもまともに回れるわけがなく、状態は悪化し本当にもうゴルフはやめようと思っていました。


 ある日街を歩いていてふと有名な書店を通りかかった時、なんとなく店に引き寄せられて入って行き、趣味のコーナーの書架の前に行きました。その時まず目に留まったのが「ゴルフの大脳生理学 松枝
張(ひらく)著」で、私は迷うことなく手に取ってページを開いていました。その時衝撃的な文章が目に飛び込んできたのです。「ボールは見るな!」その本を買って帰り一気に読み下しました。その日の衝撃はいまだに覚えています。


 著者曰く、ゴルフスイング中にボールを見ても何の意味もない、ダウンスイングではボールはもはやアドレスの時の自分との位置関係にはない、打てという意思が筋肉の動きになる前にすでにインパクトは過ぎている。つまり
100%のプレーヤーは幻の球を打っているのだ、という衝撃的な内容です。そしてその幻の球を打つ練習法まで説明がありました。


 私はワラをも掴む気持ちでその練習法にのめりこみました。もう失うものは何もない、そうです当時は全くその心境でした。一か月間は一球もボールを打たず幻の球が打てるという確信が持てるまでただひたすら練習をしました。そしてこれで間違いなく「打てる!」と確信をもってある日勇気をもって
7 アイアンでボールを打ちました。打球は夢にまで見た完ぺきなドローボルで160ヤードキャリーしたのです。大スランプに陥ってから7 か月目のことでした。まさにこの本の一言で私は救われたのです。


 後日スランプは必然的であったことを大脳とのかかわりで自分で検証できましたし、この本との出会いは大いなる偶然であったと思っています。以後
30数年間私はスイング中にボールを見たことがありません。残念ながらこの本は絶版となりもう古書でしか手に入れることはできません。私は自分をどん底から救ってくれた一冊の名著としてこの本を手放すことはないでしょう。今自分のゴルフの原点にかえるべく本書を読み返しています。

39.原点にかえる

■コーチの仕事とその重要性

吉川です。


スポーツのパフォーマンスを上げるためにコーチの存在は重要な意味を持ちます。高い運動能力を持つアスリートもいいコーチを持たなければ100%のパフォーマンスを発揮できません。高いパフォーマンスを実現するためになぜコーチが必要なのか、例えばゴルフを例にとってみてみましょう。コーチを必要とするのは主に次の2 つの理由からです。 



1.  
プレーヤーは自分がどんなスイングをしているかを見ることができないため、問題点を見つけることができない。問題点が分かってもそれを矯正するための動作を自分のスイングに取り入れることができない。


2.  
正しいスイングとは論理的な裏付けのあるスイングで、客観的な評価から判断しなければならない。プレーヤーは自分のスイングに対して客観的な判断はできない。


つまり、より良いスイングを手に入れるためには、自分の動きを論理的に且つ客観的に観察し、分析して問題点を洗い出し、正しい動きに矯正する手助けをしてくれるコーチが必要なのです。


 ある番組で全美貞がインタービューで「なぜ韓国のプレーヤーは強いのか」という質問に答えていました。「日本のプレーヤーはいい球を打つことを練習していますが、韓国のプレーヤーはいいスイングをする練習をしています。」というのが答えです。

この決定的な違いをよく考えてほしいのです。いい球を打つことは結果です。結果を追いかけても根本的な問題解決にはなりません。正しい原因(スイング)があってこそ正しい結果(打球)が生まれるのです。スイングの基本(正しい原因)を積み重ねることによって正しい結果(打球)が得られるわけで、基本が最も大切となります。


 また多くのプレーヤーはゴルフの上手い人に習おうとします。ここにも落とし穴があります。うまいプレーヤーは感覚的にいい球を打つ術を身に着けていますが、感覚が上手く言葉で伝えられる能力がないとコアな内容は相手に伝えられません。

ましてやその感覚に論理的な裏付けがないと相手は納得しません。またそのプレーヤーは他人のスイングを経験していませんから、自分のスイングの感覚しか伝えられませんし、それが相手に会っているかどうかは判断できません。名プレーヤーが名コーチになることは稀である、ということになります。


 
1991年世界陸上競技選手権大会東京大会で100m を人類初の98 (9 86、当時の世界記録) で走ったカール・ルイスのコーチはルイスほど早くは走れません。1985 年に棒高跳びで人類で初めて6mを超えたセルゲイ・ブブカのコーチは棒高跳びはできませんでした。(ブブカの記録6m14cm は世界記録。現在も6m7cm を超えるポールボールターは出ていない。)タイガー・ウッズに26勝(うちメジャー6 勝)させた名コーチ、ハンク・ヘイニーはタイガーには絶対勝てません。


これらのコーチに共通していることは、相手に明確な目標を設定させ、論理的に正しい動きをさせ、繰り返し精度の高い動きを継続させるように導いたことです。まさに我々の仕事の真髄はそれなのです。そして皆さんの「こうなりたい」という夢をかなえることがコーチの究極の目的なのです。




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出典: ゴルフパートナー(http://www.golfpartner.co.jp

■ダウンスイング 11  フェースの向き

ゴルフシーズン到来!
今年こそ自分のスイングを確立したい、というゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論DVD
「成功するゴルフシリーズ」。 徳島が誇る名門コース Jクラシックゴルフクラブ で撮影。 

1プレーンスイングと2プレーンスイング。この2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。
吉川恭司プロ森本淳一プロ です。




吉川です。

 前々回はダウンスイングでシャフトがしなるという現象を説明し、それはクラブヘッドの重心がシャフト延長線上に来ようとするために起こる現象であることを理解してもらいました。シャフトのしなりには2種類あって、一つはヘッドが下がるトーダウン、もう一つはヘッドが前に出ようとするもしくは、(右打ちの場合)シャフト周りに反時計回りの回転をするために起こるしなりです。

 1プレーンスイングではクラブをスパインの周りに回転させ、できるだけクラブフェースのローテーションを使わずスクエアに打つことがスイングの効率を高めます。前々回説明した通りですね。

では2プレーンではどうでしょうか。2プレーンスイングでは腕を強く上下動させクラブはスイング全体を通じてほぼ体の正面にあります。したがってクラブフェースのローテーションを使い1プレーンスイングに負けない慣性モーメントを生み出す必要があります。そこでクラブに(右打ちの場合)バクスイングではシャフト周りに時計回りの、ダウンスイングでは反時計回りのローテーションを与える必要があります。アップライトなスイングで打球に推進力を与えるためにこのローテーションを使って慣性モーメントによる力でボールを飛ばすわけです。

 ここで前々回の説明を思い出してください。ダウンスイングでシャフト延長線からヘッド重心が離れていればいるほど重心がシャフト延長線上に来ようとする力は大きくなります。2プレーンスイングではこの力を最大限に使います。説明内容をイメージしてもらうためにトップオブスイングでのクラブヘッドの向きが分かる図を添付しました。イメージしやすいように右打ちと左打ちのイメージを添付してあります。

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上の図はトップオブスイングでフェースをオープンにした時のフェース位置で、重心はシャフト延長線から大きく離れています。2プレーンスイングではこのトップオブスイングの形を取り、ダウンスイングでヘッド重心が強くシャフト延長線上に動く力を利用します。したがってハーフウェイバックでリーディングエッジが垂直、つまりトーは真上を向いてフェースはオープンの位置になるわけです。

ちなみに1プレーンスイングでは下の図のようなフェース位置になり、重心位置のシャフト延長線からのずれは大きくありません。ダウンスイングでフェースが回転しようとする力は大きくなく、クラブフェースはスイングプレーン上をほぼスクエアに(スイングプレーンに対してリーディングエッジがほぼ直角に)動くことになります。

 今回の説明はスイングの過程でクラブヘッドが視野から外れた位置での挙動について説明しています。頭の中だけでこの動きをイメージすることは容易ではありません。是非クラブ(アイアン)を持って実際にゆっくりとバックスイングし、図のフェースと同じ格好になる位置を確かめてみて下さい。フェースがオープンおよびスクエアとなるためのグリップの動きを体感してみて下さい。そして実際にレンジなどでボールを打って結果がどう違うのかを体験してください。

■ダウンスイング 6  クラブポジション:2プレーンスイング

暖かくなってきました。ゴルフシーズン到来!
今年こそ自分のスイングを確立したい、というゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論DVD
「成功するゴルフシリーズ」。 徳島が誇る名門コース Jクラシックゴルフクラブ で撮影。 

2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。
吉川恭司プロ森本淳一プロ です。





吉川です。

この中ではプレーヤーが右打ちとして説明してありますので、左打ちの方は右・左を入れ替えて読んでください。

 1プレーンスイングのスイングトップでのクラブが、レイド・オフ・ポジションであればスイング効率が上がることを前回説明しました。では2プレーンスイングの場合はどうでしょうか。

 2プレーンスイングのパワーの源は「腕の振り」です。そしてポスチャー(立ち姿勢)は1プレーンスイングより立ち上がっていて腕は縦振りというスイングです。後方から見るとトップ・オブ・スイングでクラブポジションはクロス・ザ・ライン(Cross The Line)という形で、クラブヘッドはスイングプレーンより上(前方)に位置しています。DVDで説明しているように、この位置から腕を右太腿に向かって垂直に引き下ろし、体の回転を同期させてクラブの走るスピードを加速します。

 トップオブスイングでクラブヘッドがスイングプレーン上にある場合(オン・プレーン)、クラブを腕で垂直に引き下ろすとクラブヘッドはボールに向かわずもっと手前に下りてきてしまいます。このクラブヘッドの位置ではヘッドがボールに向かうような方向の力でクラブを振り下ろさざるを得ないため、腕は垂直には振り下ろせません。

つまり、ヘッドを加速することは容易ではありません。垂直方向の力と水平方向の力をバランスさせて、ヘッドをボールに向かわせなければいけません。

 トップオブスイングでクラブシャフトがターゲットの右を向いていると(Cross The Line Position)、クラブヘッドはスイングプレーンの上(前方)にあります。ダウンスイングで腕を垂直に振るとクラブヘッドには垂直下方への力が加わり、ヘッドはスイングプレーン上へ引っ張られてボールに向かうことになります。結果としてクラブヘッドの軌道はダウンスイングが始まるとすぐにスイングプレーンと一致し、効率の高い無駄のない動きとなります。さらに、腕を早く振れば振るほどヘッドの軌道は効率よくスイングプレーン上に乗るためヘッドは加速され、インパクトはよりSolid Contactとなります。

 2プレーンスイングのプレーヤーは、トップオブスイングでクラブがクロスの位置から思い切り垂直に腕を振り下ろしてください。クラブヘッドが加速され驚くほどボールのつかまりがよくなります。

1プレーンスイングと2プレーンスイングを比べてみると、Solid Contactを得るためのダウンスイングの動きは全く違います。1プレーンは肩を回す、2プレーンは腕を振る、これだけ大きく違う訳ですから、両者を混同することがスイング上いかに危険かが分かってもらえたと思います。


28.ダウンスイング6クラブポジション2

■ダウンスイング 2

寒いこの時期こそ基礎固めとスイング固め。自分のスイングを確立したいゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論DVD 「成功するゴルフシリーズ」。 徳島が誇る名門コース Jクラシックゴルフクラブ で撮影。 

2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。
吉川恭司プロ森本淳一プロ です。




吉川です。

注意) 以降は右打ちのプレーヤーとして説明してありますので、左打ちの方は右・左を入れ替えて読んでください。 


 ダウンスイングがクラブの慣性モーメントが最も小さい方向に始動され、クラブはグリップと腕を介して左肩に引っ張られながらインパクトに向かいます。


 1プレーンスイングでは、できるだけ腕と肩(胸)の位置関係を変えずに上体の捩(ねじ)り戻し動作を優先させます。DVDでも強調していますが、ダウンスイングで膝や腰の捩りや回転を優先させると、トップオブスイングで腰より大きく捩った肩は先行する腰に追いつくことができず振り遅れ症状が起きます。また腰はほぼ水平に回転しますからその回転力は上体を起き上がらせることになり、肩の回転面はゾーンを外れ遠くに出てしまいます。したがって肩の回転は決して緩めることなく回しきらないといけません。


 2プレーンスイングでは、バックスイングで上体と腰はほぼ同じ角度まで回転しています。したがって腕を強く真下に振ることによって上体と腰はシンクロ(同期)して回転し、インパクトではクラブヘッドがほぼ体の正面で球を捉えます。トップオブスイングでクラブシャフトはターゲットの右を指しクロスした状態で、ヘッドはスイングプレーンよりボール側(プレーンより上)にあるので、垂直方向の力を加えないとヘッドはプレーン上に戻れません。腕を真下に振ることによってクラブヘッドを早くスイングプレーン上に戻さなければいけません。

 左肩、腕、クラブの動きを見てみましょう。下図を見てください。

グリップのポジションが1の位置からダウンスイングが始まって、5のポジションまではクラブシャフトはグリップの円軌道よりも内側を向いています。グリップが5の位置の時肩はほぼ正面を向いていて腕はクラブを引っ張っています。ところがこの後左肩は後ろへと回転を続けます。(2プレーンスイングでは1プレーンより腕を早く振るのでグリップポジションはもう少しインパクトポジションに近くなります。)左肩の腕、クラブを引っ張る方向が体の後方に向くのでクラブはもはやグリップ軌道内にとどまれなくなって、一気に外へと振り出されます。これがクラブのリリースです。1プレーンと2プレーンではリリースポイントが少し違いますが、クラブヘッドが一気に外に振り出されるという症状は全く同じです。

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 グリップポジションの7(上図)を見てください。インパクト直前で左腕とクラブは一直線ではなくまだ角度が残っています。この角度を"パワーアングル"と言ってスイング特性の上でボールの飛距離やソリッドコンタクト(いわゆる球のつかまり)といった結果の質を決める重要なファクターなのです。パワーアングルが小さいほどボールコンタクトを強くするパワーが残っています。次回は1プレーンと2プレーンでパワーアングルがどこに現れるのかを説明しましょう。

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