確信のゴルフ (Conviction Of Golf)

確信のゴルフでは、10年以上に亘るティーチングの経験の中から、 "確信"をもって皆さんに伝えできることを、"信念"をもって発信していきます。 確信を持てる事それは事実に基づく内容であり、客観的に証明できる内容です。 その中にはもちろんスイング理論があり、ギアの解説やフィジカルおよびメンタルの強化のための内容も含んでいます。 また、実戦ですぐに使える現場の技術や、ドリルもできるだけたくさんお伝えします。 ここでは見聞きしたことをそのまま伝えることはせず、実際にボールを打ったり体を動かしてみてその内容に自信が持てるものだけを皆さんにお伝えします。 もちろん実績があり客観的な検証で正しいことが証明されれば進んで紹介していく予定です。

確信のゴルフのスイングコンセプトは、
1プレーンスイング
2プレーンスイング
という、世界中でスイングのベースとなっているスイングカテゴリーです。

これらのスイングカテゴリーは実際のスイング分析の結果から分類され整理されたもので、理論ではなく事実から導き出された分析の結果です。
この2種類のスイングカテゴリーをベースに皆さんのスイングを分析することで、問題点を洗い出し修正方法を見つけスイングを矯正する、というプロセスが提案できます。

確信のゴルフのティーチングでは常に、正しい結果を生じさせる正しい原因をコーチします。
クラブがボールを飛ばすプロセスは力学の法則に厳密に従っています。
確信のゴルフでは、いかに効率よくクラブがボールにエネルギーを伝えられるかをスイングという動きでコーチします。

確信のゴルフのティーチングで一段上の次元のゴルフを手にれてください。

2012年06月

■ゴルフティーチング 日米の違い

強いゴルファーになりたい、自分のスイングを確立したいゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論成功するゴルフシリーズ 。2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。


吉川です。


今回はDVDを離れてゴルフティーチングの実情について、気になることがあるのでお話ししましょう。

 

 ゴルフ専門チャンネルは色々な情報を提供してくれるのでよく見ます。その中にアメリカのティーチングプロの番組と日本のレッスンプロの番組があります。その2つの番組を見ていてあまりの内容の違いに驚きました。

 アメリカのティーチングプロはMartin Hall(マーチン・ホール)といい全米の人気ティーチングプロです。日本のレッスンプロはN氏といってこれも日本では人気があります。それぞれの番組で同じ日に象徴的な内容が放映されたのです。

まずMartin Hallの番組。視聴者からの質問を紹介していました。内容は「Jim Hardy(ジム・ハーディー)は1プレーンと2プレーンスイングのスイング要素を混在させると失敗するので注意しろ、と言っているが事実か?」というもので、この問いに対しMartinは即座に「その通り、Jimのいうことは正しい」と答え、続けて「今度彼をこの番組に読んで話を聞いてみよう」と言っていました。




その直後のN氏の番組。N氏はあるアスリートを教えながらこう説明していました。「あなたにはバックスイングとダウンスイングのプレーンが違う2プレーンスイングが合っています。バックスイングとダウンスイングのプレーンが同じ1プレーンスイングでは切り返しのタイミングが早くなるので要注意です。」

まずN氏のレッスンですが、成功するゴルフのDVDを見た方はお分かりでしょうが、1プレーン2プレーンの定義が明らかにJim Hardyのものとは違います。1プレーン2プレーンというのは2005年にJim Hardyの著書で初めて紹介された呼び方でJim Hardyはそれ以前からこれをベースにティーチングを展開していて、数多くのトッププロや優秀なコーチを育ててきました。今では1プレーン2プレーンという呼び方は少なくとも全米では常識的に理解され使われています。N氏は全く違う考え方で教えています。また、1プレーンスイングにタイミングは必要ない、という基本とは全く違う考え方でもあるわけです。N氏のスタンダードの根拠が知りたいですし、同じネーミングを使うのならばその定義を明らかにすべきですね。

Martin Hallは自分の番組に本気でJim Hardyを招く予定です。彼らはお互いに尊敬し学びあっています。私はこの2つの番組に現われた内容の差が、日米のゴルフプレーヤーの質の差を象徴的に表していると思っています。我々ゴルフティーチングに携わる人間のみならず、プロと呼ばれるためにはオープンマインドを持ち学び続けることが大切だと痛感しました。

 

次回はDVDの補講に戻ります。

 

後記:先日Martin Hallの番組にJim Hardyが出演していました。

■効率のいいグリップ 2

強いゴルファーになりたい、自分のスイングを確立したいゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論成功するゴルフシリーズ 。2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。


吉川です。


グリップの話パート2です。

ゴルフチャンネルでUSPGAのツアー番組を見ていて「おや?」と思った人はいるはずです。約2年ほど前から海外のツアープレーヤーがクラブを短く持っていることです。クラブを短く持つのは距離をコントロールするためと思っていませんか。実はそうではなくて、プロはクラブを短く持ってより高いパフォーマンスを引き出そうとしているのです。それは力学的な理由によります。

 ダウンスイングではクラブシャフトは"しなって"います。クラブヘッドという重い重量物が先端にあるためダウンスイングをするとシャフトはしなってクラブヘッドは後方に取り残されますが、すぐにシャフトはしなり戻ってクラブヘッドを前へとはじき出します。シャフトの端を固定してシャフトをはじくとシャフトは振動します。実際にボールを打つ時のシャフトの振動の様子(振動モード)は簡単に描くと図のようになります。シャフトはほぼ真ん中が一番大きく動き(振動の腹)端に行くにつれその幅は小さくなります。ヘッドがある側はいわゆる振動の節といってシャフトはほとんど動きません。グリップエンド側はどうでしょうか。束縛するものがないフリーエンドですから本来自由に振動しますが、スイングの時はここを握ります。そのときグリップエンドは振動の節とはならず振動していて、グリップエンドから少し中に入ったところが節になります。つまりその場所が一番振動が少ないということになります。

 このグリップエンド側の節を小指から薬指で握ることによって、1.シャフトの振動を阻害することが少なくなり、2.手・腕に伝わる振動も少なくなってクラブ本来のパフォーマンスが出やすくなる、ということになります。結果としてクラブのパフォーマンスがより高く引き出せる効率のいいグリップであるということになります。

グリップエンド側の振動の節を見つける方法は簡単です。

クラブヘッドを床に置き、グリップエンドを左手人差し指だけで支えます。その状態でクラブのグリップ部を右手の指で軽くたたきながらたたく位置を上方まで移動させます。クラブを支えている人差し指には振動が伝わってきます。グリップエンドに近いところをたたくとその人差し指にほとんど振動が感じられないところがあります。その箇所が振動の節なのです。そこを薬指の位置で握ってみます。そうするとグリップエンドは指約2本分ほど余して握ることになります。ぜひ試してみて下さい。大げさに聞こえますが、ここをグリップしてボールを打つとインパクトの音が変わります。

アメリカのゴルフツアーの番組を見ていると、このように小さな変化が常に起こっています。ツアープレーヤーには科学的な分析・解析データが常にコーチからインプットされていて、彼らはより高いパフォーマンスを目指して常に進化しています。日本のプレーヤーはこの進化において行かれないように学んでほしいですね。

 

■効率のいいグリップ 1

強いゴルファーになりたい、自分のスイングを確立したいゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論成功するゴルフシリーズ 。2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。



吉川です。

グリップについてDVDでは詳しく伝えられなかった内容を補足説明します。

 DVDではクラブを握る(グリップする)長さは短ければ短いほど効率がいいと説明し、指で握ることを勧めています。クラブと体の接点は1点であることが理想的です。ではグリップの長さが一番短くなるのはどういう握り方なのでしょうか。手のひらを自分に向け親指以外の4本の指を水平に揃えます。反対の手でクラブを垂直に持ちます。クラブを手のひらに当てたときクラブに触れている手の部分が一番短くなるのはどうなったときでしょうか。それはクラブが4本の指に直角になった時で、グリップの幅は4本の指の幅ということになりこれ以上短くすることはできません。DVDの説明を補足すると、「クラブが4本の指と直角になるように当て指で握る」というのが一番効率のいいグリップであるわけです。

 しかし「握る」というのも正しい表現ではありません。感覚的に表現するのは難しいのですが、より正解に近い表現としては「指で引っ掛ける」ということになります。こうしてグリップすることによりクラブを腕で操作することがほとんどできなくなります。グリッププレッシャーはできるだけ下げろ、と言われますがいったん握ってしまうとゆるく握ることはとても困難になります。この指で引っ掛けるグリップの利点は2つあります。

 1.クラブは指に引っかかっているだけなのでグリッププレッシャーは極限に近く下がる。

 2.ダウンスイングでクラブを操作できないので結果的にクラブをシャフト方向に「引き下ろす」ことになり、ダウンスイング始動時の慣性モーメントが小さいのでスイングの精度と効率が上がる。

 では本当にプロはこんなグリップでスイングしているのでしょうか。興味深い写真があります。下の左の写真は2010年のUSPGAの賞金王のものです。右は去年、今年と勝っていない日本の人気ナンバーワンプレーヤーです。どちらもハーフウェイダウンの写真ですが明らかに違っていることが分かりますか。左のグリップは手とクラブが直角です。右は110度位に開いています。左はクラブをシャフト方向に引っ張っていてクラブはグリップ軌道上を体に近く"すべり下りてくる"感覚です。それに対して右のスイングは明らかにクラブを振ろうとしていてクラブヘッドをスイング軌道の外に放り出しています。結果2つのスイングには大きな違いが生まれます。肩(胸)の回転に注目してください。明らかに左のスイングの方が上体のターンが早いことが分かります。

  DVDではくどいように「上体はターンさせること」「クラブは操作しないように」と忠告しています。クラブを早く振ろうとすると振り遅れることになるため右のスイングでは腰のターンが早すぎるという結果を招いてしまいます。たかがグリップと侮ってはいけません。ちょっとした違いがスイングにこれだけ大きな違いを生じさせるわけです。

  次回もグリップについて説明しましょう。

 

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■ゴルフスイングという動き 5

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吉川です。


 打球の初速度を上げる要素の3つ目は「スマッシュファクター」です。日本ではミート率という呼び方で通っています。ミート率を上げるというと、いかにクラブのスイートエリア中心の近くでボールを打つかというイメージですが、スマッシュファクターは、インパクト直前のクラブヘッドスピードの何倍の初速度でボールが飛び出すか、を表しています。必ずしもボールは芯を食っていなくてもスマッシュファクターが大きくなることがあります。

 インパクト前後でのクラブヘッドスピードとボールの初速度との関係は、力学的に衝突時の運動量保存の法則として解かれていて、最終的に添付図のように説明されます。ここでMはクラブヘッドの質量、mはボールの質量、Vはヘッドスピード、vはボールのスピード、eは反発係数、添字1はインパクト前、2はインパクト後です。M、mはほぼ決まった値ですからv2を大きく(ボール初速度を早く)するためにはe(反発係数)を大きくすればいいことになります。eが大きければ大きいほどボールの初速度は大きく(対ヘッドスピード比)なるので、クラブヘッドとボールに反発係数の規制(ヘッドにはSLEルール)が設けられています。

 反発係数はボールの変形と大きく係っていて、ボールの変形が小さければ小さいほど反発係数は大きくなります。球技で使っている球で最も反発係数が大きいものは、ビリヤードで使用される象牙のボールで殆ど変形しません。また、ヘッドスピードが大きいとボールは大きく変形しヘッドスピードが小さいとボールはあまり変形しません。つまり、ショートゲームではヘッドスピードに対してボール初速度が大きくなり、ボールは打った感じより飛んでしまうのです。クラブメーカーはショートアイアンのロフトをより大きくすることで、この"違和感"を補正しています。

 ここで前回の力積の説明を思い出してください。飛距離を上げるためにはボールをつぶしてクラブフェースと接触している時間を長くする必要がありました。しかし、硬い変形しないボール(球離れが早いボール)の方がよく飛ぶわけですから、飛距離を大きくするということは、この矛盾した2つの要素の最適な回答を見つけることに挑戦するわけなのです。飛距離アップがそれほど簡単ではないことが分かっていただけたでしょうか。

 飛距離をアップするための要素はもちろんスイングが大きな部分を占めます。しかし、スイングとともに重要な要素がいくつかあります。それらを列挙すると、シャフト特性、クラブヘッド性能、ボール性能ということになります。基本のしっかりしたスイングを身につけスイング特性に合ったクラブを手にする、ということが、飛距離アップという問題の回答の一つであることは間違いありません。

 では次回からスイングの基本に戻りましょう。

■ゴルフスイングという動き 4

強いゴルファーになりたい、自分のスイングを確立したいゴルファーはこのDVDで決定!日本在住のUSGTF(全米ゴルフティーチング連盟)所属マスターコーチが日本語で解説したスイング理論成功するゴルフシリーズ 。2つのプレーンスイングを使い分けられるコーチは国内にはまだ二人しかいません。


吉川です。

 打球の初速度を上げる要素の2つ目は「力積」という物理量です。

力積という量は他の物体の動きをどれだけ変化させられるかを表しています。つまり、ボールが静止している状態からどのくらいの距離を動かせるかというエネルギー量を表すので、この値が大きいほどボールの飛距離は大きいという訳です。力積は下の図のように表されます。縦軸は働いた力、横軸はその力が働いている時間を示していて、力積の値は山形の曲線で囲まれた部分の面積で表されます。力積が大きいというのはこの面積が大きいということになります。

 図の面積を大きくするにはF(働く力)を大きくする、t(働いている時間)をながくする、ことが必要です。Fを大きくする方法は前々回説明しました。(F=mv2/rの説明)  ではtを長くするにはどうすればいいのでしょうか。

ボールはインパクトの時まずクラブフェースにコンタクトします。(t=0) そしてクラブヘッドが与ええる力が大きくなるにつれてつぶれて変形していきます。クラブヘッドが与える力が最大の時(t=tm)最も大きく変形します。その後その変形した部分がもとの形に戻ろうとしながらボールはクラブフェースから離れる方向に動き始めます。ボールの変形がもとの形にまで戻ってクラブヘッドから受ける力がゼロになったとき、ボールはフェースを離れて飛び出すことになります。tを長くするというのはボールとクラブフェースがコンタクトしている時間を長くすることです。どうすればこういうインパクトになるのでしょうか。

結論を言うと「フェースがボールにコンタクトしている間もクラブヘッドを加速する」インパクトがtを長くします。ボールが変形を戻して飛び出そうとするのを、クラブヘッドのスピードを上げてさらにつぶしてコンタクト時間を長くする、という訳です。プロがよく「ボールをつぶすように」とか「フェースでボールを押し込むように」というようにインパクトの感じを表現するのは正しいフィーリングなのです。実際ロボットマシンでインパクト時のヘッドスピードを同じにし、加速するインパクトと加速しないインパクトのボールの飛距離を比べると、加速しながらボールを打つ方が飛距離は大きくなります。

面白いシミュレーションがあります。アマチュアのドライバー平均ヘッドスピード42m/sにプロのヘッドスピードを換算して飛距離のシミュレーションを行ったところ、プロはヘッドスピード42m/sでもなんと約270ヤード飛ばすことができるのです。この飛距離の差はインパクト時のクラブヘッドの加速度合で決まるという訳です。加速するインパクトはどうすれば実現できるのか。いつか詳しく説明しましょう。

 

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